山盛りの配布物を見ると「今日もいっぱい配らなきゃ」と気が重くなりますよね。
魔がさして駅や公園のゴミ箱に…といった話をたまに聞くのですが、そういうのってポスティング会社にバレちゃうんですよ!
神奈川県内で配布しているポスティング会社も、そういったことをする配布者がいるのを見越して、色々な対策をとっているようです。

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配布物を捨てたら…なんでバレる?
配るはずのチラシをこっそり持ち帰ったり、そのへんのゴミ箱に捨ててしまった時、ポスティング会社にバレるのはどうしてでしょう?
GPSを持たせる
ポスティング時、配布者にGPSを持たせる会社が大変多いようです。
これは配布者のサボり対策のため。位置情報を確認することによって配布エリアをちゃんと歩いているかをポスティング会社が確認するのです。
これにより公園のゴミ箱にチラシを捨ててパチンコ店へ…ということは絶対にできませんね。
配布物を多めに渡す
ちょっと意地悪なポスティング会社だと、配布者にこっそり多めに配布物を渡しておくそうです。
配布エリアでしっかりポスティングすれば余るはずなので、「チラシ全部配りました!」と言った配布者がいたらクロというわけです。
チームでポスティング
一般のポスティング会社でも研修時は先輩と2~3人でポスティングすることがあります。
しかし研修以外の目的で2人制、3人制にする会社もあります。配布者らをお互いに監視させてサボりを防止する手段ですね。
配布先へ確認
配布物がちゃんとポスティングされているかどうかを確かめるために、ポスティング会社の社員が配布エリアのお家を見回ることもあります。ポストに配布物が入っているか直接見てチェックするのです。
ひと昔前、配布物を捨ててサボってしまう配布者がたくさんいて多くのポスティング会社が頭を抱えたようです。これらの手段が解決策として取り入れられたので、今は不正なんかできません。
配布エリアから通報があることも?
配布エリアの住民からのクレームで配達員のサボりがバレるケースもあります。
その辺の道や川に配布物をドサッと捨てて、後で「こんなチラシが捨ててあったわよ!」とクレームが来るのです。
大量に同じチラシが捨ててあれば目立ちますし、それが川なんかだったら「何コレ?」と気になるでしょうね。
このように外部の方からの通報で不正が発覚することもあるのです。
罰金が科されたケースも
ポスティング中に配布物を捨てるなどの不正を行った場合、ポスティング会社に知られると罰金が科されることがあります。
給料カット
配布者が配布物を1軒につき2枚配布。
広告主がこれを知ると、ポスティング会社への委託料を半分しか支払わなくなりました。そして配布者は15万円の罰金を請求され、それが給料からカットされました。
高額な損害賠償
ポスティングをその日中に終えることができなかった配布者が、配布物を持ち帰り「チラシをすべて配り終えました」とポスティング会社に虚偽の報告をしました。
それが広告主に知られ、ポスティング会社は広告主に契約を打ち切られる事態に。クライアントを失ったポスティング会社は、配布者に数百万円という単位の損害賠償を請求しました。
チラシを捨てられたり持ち帰られたりしては、広告主からしたら集客ができませんよね。そうなると当然売り上げにも響きます。罰金や損害賠償なんて事態になるのも納得ですね。